インプラント

歯無しは万病の元

被害は口中のみにとどまらず

見た目があの「山姥」状態になっても構わないと思う方はそうそうおられないとは思うが、深刻な事に見た目だけの問題ではないのだ。一本歯が欠けるだけで、他の歯が移動して補完しようとする事は前回お話したが、それで完全に補完できるものでもない。当然、噛み合わせが悪くなる。噛み合わせが悪くなると、歯垢も溜まりやすくなるし手入れも困難になる。当然、感染もしやすくなるし、他の歯をも失う原因になる。被害は口中だけにとどまらない。噛み合わせが狂うということは、筋肉の使い方がアンバランスになることをも意味する。筋肉の使い方がアンバランスになると、骨格に歪みが生じて来る。骨格、とりわけ脊椎は人の生命を維持するにかかせない神経系の束が通っているところだ。骨格の歪みが脊椎を圧迫するレベルになってくると、たちまち各種臓器の変調を引き起こす。ホルモンのバランスも崩れ、体は抵抗力を失う。どうだろう。歯を一本失うだけで、このように「雪だるま式」に生命が損なわれて行く可能性だってあるのだ。

それに見た目の話に戻ると、単に歯並びが悪いだけで魔女にも山姥にも見えるのだけれど、歯並びが悪いと(さっきも書いた通り)筋肉の使い方もアンバランスになる。当然ながら、顔の筋肉の使い方だって異常になる。つまり、人相だって変わるわけだ。

思えば、そもそも昔話の中で恐れられる魔女や山姥は歯を失って形相が変わったために差別を受けていた人なのかもしれないなぁ、などと考えたりした。

そこで、話は唐突に軌道を戻すのだが、「歯を失くしたままでいるのは危険」(少なくとも「不幸」)であることを、しっかりと知っていただきたいのだ。

その上で、もう一度冒頭ででてきた用語を思い起こしていただきたい・・・歯科インプラントだ。