インプラント

デンタルインプラント

タフで繊細な人工器官

歯科インプラント。デンタルインプラントとも言うらしいので(どうせカタカナ語ならそれで統一したほうがすっきりするので)、そっちに統一することにするが、歯を失った場合の最新かつ革新的な治療法なのだ。

冒頭のところで、デンタルインプラント技術でウミガメのヒレを装着する記事の話をさせていただいたが、最初それを読んだとき「人工のヒレなんかつけても安定しないんじゃないか?」という疑問が真っ先にわいた。しかしながら、デンタルインプラントの詳細を知るにつれ、「こんな技術なら案外うまくいくのかもしれない」と思うようになった。

少なくとも私の物の見方を覆す程度の衝撃はこのインプラントにあったのだ。知っておられた方は「何をいまさら」と思われるかもしれないが、私にとってはちょっとしたカルチャーショックですらあったのだ。それだけデンタルインプラント治療は凄い。

存在しないヒレを取り付け、存在しない歯を取り付ける。ヒレにしても歯にしても、どちらも負荷の低い器官ではない。方や水を掻き分け泳ぐという恒常的かつ繊細な動きを要求される部位だし、かたや食べ物を咀嚼するという、こちらもまた恒常的で繊細で物理的に大きな力を受け続ける器官だ。

貧弱な物ではすぐに壊れてしまうし、ちゃちな物では機能が不十分だ。

デンタルインプラントによる歯(デンタルインプラント義歯というらしい)はその任を真っ当しうる、タフで繊細で美しい人工器官なのだ。